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神社建築の施工実績

神明社(千葉県市川市)

神明社(千葉県市川市)1
神明社(千葉県市川市)2

神明社
千葉県市川市本行徳

施工内容

御社殿新築工事(12坪)
柱はヒノキ、その他の化粧材は米ヒバ

伊勢神宮を発祥とする伝統の神明造で再建。神明社の名に恥じぬ社殿です。

ご依頼の経緯

以前よりお付き合いのある、船橋大神宮の宮司様が、この神明社の宮司様を兼務されていたため、こちらの工事についてご相談を受けました。この神社は兼務社であり、宮司様が常駐していなかったため、残念ながら不審火によって焼失してしまったのです。

ご契約当初は、宮司様のご要望は2点ありました。

1点目は「焼失した御社殿を再現してほしい」ということでした。

2点目は「神明造で建てたい」ということでした。

この地域には多くの神社があり、そのほとんどが「神明造」の神社です。その地域性を尊重したいということが、宮司様と建設委員会の皆様の最初のご希望でした。

工夫したこと

正統な神明造

まず、「既存の御社殿を再現してほしい」というご要望を実現するために、施主様から消失前の御社殿の写真をお預かりして参考にさせて頂きました。

そして、「周辺地域の神社様式に合わせる」ために周辺の神社を見分して回りました。すると、写真に残された建物を含め、周辺の神社も、確かに神明造でしたが、一点だけ気になる事がありました。それは、神明造の屋根に「瓦棒」が付いていることです。

もともと瓦棒は銅板葺き屋根で瓦屋根の姿を表現するためのものです。社寺建築の銅板屋根ではよく見かけるものですが、神明造の屋根に瓦棒を付けるというのは、あまりないことだと思います。本来、神明造は伊勢神宮に代表される神社建築の原点とも言える屋根の形です。両国国技館の吊り屋根も神明造です。その神明造は、直線だけで構成されるような、すっきりとした造りが基本なのです。

そこで、私どもは、「瓦棒をやめて、本来の神明造で建てる」ことを提案させていただきました。すると、地元の建設員の皆様の中で、「周辺の神社に合わせるべきだ」という反対の声と、「本物の神明造すべきだ」という賛成の声があがり、意見が完全に分かれました。

難しい判断でしたが、皆様で話し合いをして、最終的には「伊勢神宮のような本来の神明造に倣って正式なものを造り、周辺地域に善きモデルを遺そう」という意見で一致し、瓦棒を付けないことになりました。

防火対策

「また木造でやりたいが、今度は防火面を強化したい」とのご希望をいただきました。

そこで、外壁は一般的な「羽目板」ではなく、モルタル吹付塗装仕上げとしました。その塗装材も、見た目が漆喰壁に近いものとなるよう、粒子の一番細かいものを使う等の工夫をしました。

また、地盤調査をしたところ、この地域の地盤が強くないことが分かったため、当初予算にはなかったのですが、「杭打ち基礎」としました。基本設計は当社で担当しましたが、確認申請は設計事務所に依頼しました。その際に耐力壁を入れる仕様となりました。これらが功を奏し、完成した数年後に東日本大震災で震度5強の強い揺れに見舞われましたが、被害は全くありませんでした。

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