弁天堂新築工事（千葉県船橋市）

既存建物の面影を残しつつ、以前にも増して流麗荘厳な神社に生まれ変わりました。

ご依頼の経緯

こちらの弁天堂を管理されている地元の役員様は、以前、別の神社の工事でお世話になったご縁があり、弁天堂の工事のご相談をいただきました。

工夫したこと

「屋根板金に錆が出てきて心配なので、見てほしい」とのご連絡を頂き、早速、現地に赴き、建物を調べてみました。

弁天堂は、全体的に古びた印象で、屋根全体が錆びに覆われていましたが、幸いにもこの時点で雨漏りはありませんでした。

木部は、細かい部材の一部が外れて無くなっていたり、扉が外れかかっていたりして、屋根以外の修理も必要でした。重大な破損や深刻な腐食はなかったため、施主様の当初のご希望は、「屋根替え」と破損部分の修理、という事でした。

そこで、改修工事として、具体的な工事の内容や、修理する範囲について、幾度かの協議を重ねましたが、「思い切って新築にしたらどうか？」という意見も出まいりました。

早速、新築の場合の設計・見積を提示しましたところ、「そのぐらいの費用なら、もうひと頑張りして新築にしたほうが良いのではないか」という結論に至りました。

この弁天堂は規模が小さいため、修理と新築の工事費を比べたときの、費用対効果を考慮し、最終的には新築することとなりました。

弁天堂 新築工事アーカイブ

工事前の弁天堂。屋根が錆びて、全体的に古びた印象です。

新築後の弁天堂。前の弁天堂のデザインを踏襲しつつ、費用を抑える工夫をしました。

屋根の銅板が輝いています。屋根の反りも美しく仕上がりました。

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