創業50年神社仏閣設計施工 織戸社寺工務所日本の美と匠の技を未来に傳える

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神社仏閣の建て替えでおこる寄付集めと参拝者の増加の不安

本物の立派な社寺建築を建てると、建物の魅力によって人出が増え、やがては地域とともに発展していく力になる、ということを前回の「あなたの神社仏閣も参拝者が増え地域活性化の要になる」でお伝えしました。でも、そうは言っても、実際に建て替えを考え始めると、すぐに不安に思われるかもしれません。

その不安は「寄付が集まらないのでは?」と「本当に参拝客が増えるだろうか?」の二つではないかと思います。

神社仏閣の建て替えを考えたときにおこる2つの不安

1、「寄付が集まらないのでは?」という不安

建物の老朽化や、使い勝手の問題など、様々な理由から、建て替えや修繕を考える皆様にとって、最初の関門が「お金」ではないかと思います。良いものを建てようとすれば、大きな予算がかかる。それだけの費用をどうやって用意するのか、ということが問題になると思います。

寄付を集めるとしても、今どき、なかなか簡単ではないかもしれません。

2、「本当に参拝客が増えるだろうか?」という不安

もう一つの不安は、いざ建て替えたとしても、本当に参拝客が増えるのか、という事です。

「もし、参拝客が増えなければ、せっかく苦労して寄付を集めて建て替えたのに、寄付をしてくださった皆様から非難の声も上がるかもしれない」と、不安になるのも当然だと思います。

寄付と参拝者の2つの不安を解消する方法

では、「寄付が集まらないのでは?」「本当に参拝客が増えるだろうか?」という2つの不安を解決する方法についてお話を進めてゆきましょう。

1、協力者は必ず現れる

資金面の不安は、協力者の存在によって解決することができます。宮司様、住職様の心ひとつで、必ず寄付は集まるものです。ここでは、その方法についてお話したいと思います。

まず、ほとんどの檀家さんや氏子さんは、「地元の神社やお寺を護りたい」という思いで集まってくれている方々です。ですから、「本物の神社仏閣を建てたい」という思いは、必ず共有できるものなのです。

宮司様、住職様が、建築について必ずしも詳しく知っている必要はありません。もっと抽象的な話でよいのです。「カッコいいお寺を見て感動した」「あの神社は建物も境内も美しく、是非参考にしたい」など、本物の神社仏閣を見て、心を動かされるような経験さえあれば、その思いを率直に素直にお話することで、必ず周囲の理解・賛同を得られると思うのです。

「本物を建てることに意義があるのです!」と強く決意して取り組み始めると、その本気さを理解し、賛同し、協力してくれる方が必ず現れます。

もし、協力してくださる方が少人数だったとしても構いません。むしろ、少ないメンバーのほうが、話が伝わりやすいこともあります。しっかり理解し、賛同してくださる方が何名か集まれば、工事計画は確実に動き出すのです。

もちろん、希望する建物の規模が大きかったり、小規模でも立派な装飾が施される場合には、工事費が大きくなるかもれません。目標予算が大きければ、希望実現に時間がかかることもあるかと思います。だからこそ、重要なのは、その神社やお寺のトップである宮司様や住職様の断固たる「決意」であり、その決意に賛同してくださる方々の助力なのです。

2、参拝者は必ず増える

しっかりした宮大工が建てた社寺建築は、屋根の線が流れるように美しく「流麗」で、思わず見入ってしまうような「荘厳」な佇まいがあります。たとえ規模が小さくても、見るからに立派な建物であれば、参拝する人の気持ちも変わってきます。地域の人たちの心に、「あのお寺が立派になったからお参りしてみようか」という気持ちが起きてくるのです。

初詣、七五三、お宮参りには、「有名だから」と、遠くの神社まで行っていた人たちが「近くに素敵な神社ができたから」と地元に帰ってきてくれます。建物が整備されると、そういう参拝者が確実に増えてきます。

もちろん、「そんなにうまく行くのか?」とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。しかし私は、三十年、社寺建築をやってきたからこそ、それは事実である、と強く感じるのです。私は、実際にそういう事例をいくつも見てきました。以前に「小さな神社が建て替えで参拝客が大幅に増えた話」でご紹介した「森の中の神社」もその良い例です。

協力者が増え、立派な建物ができて、参拝者が増えれば、その中心である神社仏閣は益々発展し、さらに境内整備が進んでいくでしょう。そうなれば、協力者も参拝者もさらに増えて、もっと立派な建物を建てることも実現すると思います。

まず、宮司様や住職様の決意さえあれば、賛同者・協力者の支援が始まります。そこに、しっかりした宮大工の仕事が加わって、すべてが一丸となって「立派な建物を建てよう」と動き出せば、見事な神社やお寺が出来上がります。

そうすれば、必ず参拝者が増えます。結果的には、当初の予算の心配を忘れてしまうようなことが起きるのです。

予算的なことが大問題である事は、重々承知しておりますが、「強い思い」「強い決意」がとても大切だという事を、頭の片隅でも結構ですので、覚えておいていただきたいと思います。

そして我々宮大工も、施主様の決意の実現に向けた最大の協力者・支援者になりたいと考えております。

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