創業50年神社仏閣設計施工 織戸社寺工務所日本の美と匠の技を未来に傳える

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神社・寺院の山門の工事・リフォーム

宮大工による山門の工事・リフォーム

寺院では山門、神社では神門と呼ばれますが、境内地の入口にあり、まさに寺院神社の顔とも言える建物です。たとえ簡素な造りでも、趣のある山門は、それだけで境内地全体の厳かな空気を感じさせるものとなります。また、外部(俗世間)から遮断し、境内の浄域(神域)を守る「結界」の役目としても大切な建物です。

さらには、山門を造るだけでなく、境内全体を囲うように塀をめぐらせると、結界を完成させることができ、理想的です。

このように、山門は重要な建物ですから、すでに山門を構えている場合は、一度入念に見直して頂きたいと思います。「揺れがある」、「扉が重い、緩い、開閉ができない」「鍵が掛からない」など、もし気がかりなことがあるようでしたら、まずは、専門家である宮大工にご相談ください。

  • 新築
  • 建て替え
  • 改修
  • 移築
  • 扉修理
  • 屋根替え
  • 雨漏り修理
  • 耐震補強
  • 部分補修
  • 外壁修理
  • 袖塀新築

施工事例

事例紹介1

山門の施工事例1(施工前)
山門の施工事例1(施工後)

創建から月日が流れ、痛みや歪みが出ていたため、建替えることになりました。シンボリックな彫刻だけは再利用することにして、それ以外はすべて新築しました。

山門の新築に伴い、塀を新築したことで、境内の結界が護持されるようになりました。また、塀は防犯対策に役立つので、ご住職も安心感が増したご様子でした。

事例紹介2

山門の施工事例2-1 山門の施工事例2-2

こちらの寺院も経年による痛みが激しかったため、建て替えることとなりました。

ご住職のご希望により、総ケヤキとしました。濃厚な色味、造りの重厚さはケヤキならではの雰囲気です。

ケヤキは宮大工の腕を問う木材です。材質が硬く、強いため、ケヤキ用の仕事、細工が必要になります。

とても重量がある材料ですから軒先への負荷も大きくなります。後々、屋根の線が崩れるようなことがないように、小屋梁を太くするなど、気を回した仕事をする必要があるのです。

また、ケヤキの強さは諸刃の剣で、選定を誤って素性のわるい材料を使ってしまうと、後で “狂い” が出て、ケヤキが反ったり、捻じれたりして “暴れて” しまうことになります。

さらに、乾燥が不十分な材料を使うと後で “痩せて” しまうことがあり、これが柱などの重要な部位で起こると、山門が建った後からでは手が付けられません。

ですから、ケヤキを使う場合には、宮大工としての確かな材料の「目利き」と「腕」が絶対条件です。

ちなみに、山門を建てる場合は、社殿や本堂と比べて部材も少なく、規模も小さいため、費用が比較的安くてすみます。そのため、よほど「歴史的価値がある」という場合以外には、修理でなく新築することが多くなります。総ケヤキとすることも夢ではありません。

山門の工事・リフォームでよくあるご質問

山門が傾いて扉が動かなくなってしまったのですが、どんな修理が必要ですか?

まず、開閉の際に扉が擦れる、固いなど、軽度な場合には、扉を削るだけで済む場合があります。

ご質問のように「扉が動かない」という場合には、まず扉の調整を試みます。建物全体の問題ではなく、吊元や軸金物が緩んでいる場合には、金物の修理のみで直ることもあります。

動かなくなっている原因が扉自体の歪みである場合には、一度扉を外して修理すれば改善します。

経年劣化によって、山門全体が傾いていたり、捻じれていたりする場合には、各部材の点検をする必要があります。点検の結果、劣化が軽度な場合には、楔や栓を締め直すだけで直ることもあります。また、腐りなど致命的な痛みが無ければ、山門を解体して修理することも可能です。

一方、傷みが進行して腐りが出ている場合は、建て替えを検討する必要があります。

なぜなら、山門は、柱や貫などの少ない部材で造られたシンプルな構造であるため、各部材の重要度が高く、一つ一つの部材がしっかり機能していないと、他の部材に負荷が大きくかかって、ホゾ穴や仕口などの接合部が緩んでしまい、山門自体が傾いてしまうのです。ですから、腐りが出ている場合は「腐っている箇所を直せばよい」というわけにはいきません。このような繊細な構造を持つ山門であるが故に、傾いている場合には建て替えをお勧めします。ただし、山門の工事は、比較的小規模なので、建築費はそれほど高額にはならないと思います。

いずれにしても、気になる点がある場合には、早めに宮大工に点検を依頼して、どの程度の対応が必要なのかをしっかりと把握することをお勧めします。

山門の建替えを決意されたときには、ある程度の予算を立てて、優良な業者を選定して連絡してみましょう。

尚、費用面の問題等のご事情があり、すぐには建て替えが出来ない場合には、多少、見た目が犠牲になりますが、壁面を造ることで山門を補強できれば、倒壊の危険を防ぐことは可能です。

雨漏りがするようになったのですが、建て替えなどの大掛かりな工事が必要でしょうか?

「瓦がズレている」「木の枝が落ちて瓦が割れている」「枝が落ちて銅板に穴が開いている」など、雨漏りの原因が明確な場合には、部分的な修繕で対応できる場合があります。

ただし、雨漏りが起こってから長期間放置すると、小屋裏で木材が腐食してしまい、大規模な修繕や、建て替えが必要になってきます。

ですから、雨漏りを発見したら、被害を小さくするためにできるだけ早く宮大工に相談してください。早期発見が大事です。

殆どの場合、宮大工が点検すれば原因を特定できますが、原因が特定できない場合には屋根替えをすることが理想的です。山門は屋根の形状がそれほど複雑ではないものが殆どで、建築費はそれほど高額にならないと思いますから、ご検討の価値はあると思います。

柱の根元や土台部分が腐っていて、心配しています。やはり、建て替えが必要でしょうか?

山門には、扉や袖塀が付帯しているため、風通しや立地条件の問題で、雨に濡れると木材が乾きにくい場合があります。そのため、環境条件によっては柱の根本や土台が腐ってしまうことがあります。

腐食の程度により対処法は変わりますが、軽度の腐食であれば、山門全体を一度持ち上げて、「根継ぎ」をして、木材を部分的に取り換えたり、土台を交換する等の方法で済むこともあります。ただし、袖塀がある場合には、山門と一緒に塀も持ち上げて工事をする必要がありますから、多少、大掛かりになります。袖塀は、境内の結界を高め、構造のシンプルな山門の強度を補強する大きな利点がある反面、修繕工事の際には少し手が掛かるのです。

木部の腐食が広範囲にわたる場合には、解体修理などの、本格的な工事も必要になります。腐食の程度によっては、修理工事費が高額になり、建て替えるほどの建築費がかかってしまうこともあります。

土台付近や柱の根元部分は、地面に接する場所であるため、湿気が溜まりやすく乾燥しにくい場所です。腐食する前に、こまめに掃除をするなど、普段からのメンテナンスが大切です。

工事費用の目安

間口3m×奥行2m程度の大きさで、装飾も少ないシンプルな山門を新築する場合、1,000万円程の費用になります。

ただし、山門は、建築様式・彫刻・錺金物など、工事金額を左右する要素が様々にありますので、ご要望を詳しく伺い、仮設計図面と概算見積書を作成させて頂きます。宮大工の作成した設計図と見積書に基づいてご検討ください。

※ 規模や装飾の程度、外構工事の範囲など、諸条件により、金額は異なります。
※ 上記工事費の目安は、単純構造で、装飾を施さない場合の金額です。

まずは、お気軽にお問い合わせください。
当工務所は見積・相談 無料です。

山門の工事一つでも、各神社様・各寺院様、様々なご要望や諸事情があると思います。ある程度のお話を伺えば、御見積もできます。電話やメールの内容だけでも、概算見積が可能なケースもあります。遠慮なくお気軽にご相談ください。

「宮大工は忙しいだろうから、こんなことを訊いたら申し訳ない」とご遠慮なさらず、ぜひお問い合わせください。