神社・寺院の手水舎の工事・リフォーム
参拝者を最初にお迎えする重要な場所です。施主様がイメージされている手水舎の「大きさ」や「配置」についてのご意向を活かしつつ、大祭や年末年始で多くの人で賑わう際にも、御参拝者の導線が整いますよう、ご予算に合わせた最良のご提案をいたします。多くの方に気持ちよくお参りしていただけるようになります。
- 新築
- 建て替え
- 改修
- 移築
- 屋根替え
- 耐震補強
- 部分補修
- 水鉢交換
- 水道工事
- 水漏れ修理
- 周辺外構工事
施工事例
事例紹介1
以前の手水舎は、正面一か所だけで利用する形になっており、人出の多い行事の時には混み合っていましたが、建物自体が古くなったことをきっかけに建て替えることになりました。
「この機会に、四方から使えるようにしたい」という宮司様のご要望を戴き、植え込みを取り除き、動線を整備しました。これにより多くの方が同時に使えるようになり、混み合うこともなくなりました。
参拝者の皆様から「気持ち良く、安全に利用できる」と好評頂いています。
事例紹介2
経年劣化によって柱の根本が腐食しているところに地震の被害を受けたため、大きく傾いてしまいました。
元々、立派な彫刻が施された手水舎だったため、宮司様は「古きよきものを遺したい」というご意向でした。
そこで、解体して柱と傷んだ部材を交換し、屋根の銅板を葺き替えましたが、それ以外は既存の材料を使用しました。この判断によって予算を抑えることができました。また、柱をひとまわり太くしたことで、見違えるように強度が増し、立派な手水舎が復活しました。
事例紹介3
二本柱の手水舎ですが、柱の根元が腐食してグラグラして危険なため、改修したいとのご依頼でした。
問題は腐食した柱の根元だけだったため、屋根をそのまま残し、柱の本数を追加して補強しました。手水舎の足元は、水が掛かるため、どうしても湿気が溜まりやすく木材が傷みやすいものです。当工務所では、腐食した柱の根元を切断して短くした部分にコンクリ基礎を入れて高くして、直接、木材に水がかからないように工夫をして、長くご使用いただけるようにしています。
事例紹介4
比較的小規模の手水舎の場合に当工務所でお勧めしている手水舎です。基礎を高くすることで、木部に水が掛かかることを防ぐ仕様です。
事例紹介5
台風で転倒、倒壊した手水舎を立て替えました。ご予算を抑えるため、元の基礎をできるだけ再利用しました。
「限られた予算のなかで出来るだけ立派な建物にしたい」という宮司様のお気持ちに沿うため、正面部分に彫刻を施しました。また、沓石を5㎝ほど高くして水掛かりによる腐食を抑えるよう工夫しました。
手水舎の工事・リフォームでよくあるご質問
- 手水舎が傾いてた。手で押すとグラグラ揺れるので心配。
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手水舎は、少ない柱で大きな屋根を支えています。その構造上、耐震や揺れに対して、弱いのがネックになります。また、どうしても足元に湿気が溜まりやすいため、例え屋根が綺麗でも柱の根元だけが痛んでしまう、ということも珍しくありません。
大規模な手水舎であれば、柱の本数を増やす、貫を入れるなど対処法はありますが、それほど大きくない手水舎の場合は、柱は4本、貫は無いのが一般的なので、強度に限界があります。
可能であれば、建て替えをお勧めします。予算などの諸事情により、それができない場合は、解体して柱だけを取り換えることも可能です。また、多くの手水舎は正面だけで利用するため、他の三カ所に貫を入れて揺れに対抗することもできます。
- 参拝客が増えて、手水舎が手狭に。年末年始など、大勢の参拝者に対応する方法は?
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一番よいのは、現状よりも大きな手水舎に建て替える、ということになりますが、普段の人出はそれほどでもない、という場合には、混雑するときだけ、臨時「手水処」を設置することも良いでしょう。また、参拝者の導線を見直すため、手水舎周辺の植栽や参道を見直すことも有効です。
最終的には、費用を考慮し、どのような工事をどこまでやるか、ご相談いただければ、適切なご提案を致します。
- 手水舎を建て替えるときの大体の工事費用を知りたい。
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規模や装飾の程度、外構工事の範囲など、様々な条件により、費用は異なりますが、例えば、柱間6尺×5尺程度の手水舎の建て替えですと、水鉢は別で、およそ600万~1,000万円ほどになると思います。
なお、金額については、ご希望を詳しく伺ってから、仮設計図面と概算見積をご提出しております。それをたたき台として、計画を進めてまいります。
まずは、お気軽にお問い合わせください。
当工務所は見積・相談 無料です。
手水舎ひとつの工事や修理であっても、各神社様・各寺院様、様々なご要望や諸事情があると思います。ある程度のお話を伺えば、御見積もできます。電話やメールの内容だけでも、概算見積が可能なケースもあります。遠慮なくお気軽にご相談ください。
「忙しいだろうから、こんなことを訊いたら申し訳ない」と遠慮なさらず、ぜひお問い合わせください。